自分をあきらめると、まぶたが重くなる

しばらく会っていなかった女友だちと、久しぶりに食事をする機会がありました。
銀座のルーマニアレストランで、テーブルをはさんで向かい合った彼女の顔の変化に、私は同じ女性として、ちいさなショックをおぼえました。
まぶたが腫れぼったく、まぶたの重みで、目がショポショボしていて、垂れ目になっていたのです。

彼女は、33歳。

まだまだ若く、自分磨きをサボっていても、原型がよければ、恋愛ドラマの圏内にいられる年齢です。
彼女は美人で、スタイルも悪くなく、OL時代は、出会った男性とデートを楽しんだりもしていました。

ところが、失恋を境に、すっかり自信をなくしてしまい、仕事にもハリがなくなって、田舎の実家へ逃げ込むように、帰ってしまったのです。
あれから、3年。会わなかった3年の間に、彼女のまぶたはすっかり重くなっていました。

以前は、接客で、人と話すことが多かったので、目をイキイキと見開き、まぶたに緊張感があったのですが、人里離れた土地で、
家事手伝いをしながら、親にすすめられるお見合いを時々するだけの生活は、彼女の顔の一部だけを、加速度的に老けさせてしまったのです。

目は、心の窓と言います。とくにまぶたは、心のハリが現れやすい場所です。

同じような状況に対応する場合によく犯す過ちは、夫の心の中の動きを、あたかも精神分析医のように分析することです。たとえばキースが石のように心も口も固く閉ざしてしまった理由さえ分かれば、彼の自己防衛の壁を崩すこともできるし、また、口を開かせることもできるなどと考えてしまうのは誤りです。

出典元:安心出来る 出会系