世の中の多くの男が思っていること

美しく優雅な四○代の女性の体内では、何か激しいものが発散されているらしい。
爆発的に増えたホルモンが理性を越えて暴走し、女性をより衝動的に、いささか危険にする可能性があるのだ。

私がいま思い浮かべているのは、三四歳のペンキ職人に夢中になって理性を失った、四八歳の既婚女性のことである。
この女性の名前は、ワシントンに住んでいる人なら、ほとんどだれもが知っていると思う。

彼女はよくオフィスに電話をして、病欠すると連絡したものだ。
そうすれば、家の床に座り、彼女が雇った職人のかたわらで、壁にペンキを塗る彼の姿を眺めていられるからである。

彼と出会ったことで彼女は、早い更年期を迎えて以来初めて、抱かれたいと思った。
職人が彼女の誘惑に応じなかったとき、彼女はニューヨークへ行き、昔のボーイフレンドを訪ね、彼と寝たのだが、彼女はそのことを少しも後悔していない。
「出会った相手はいい人よ。でも、私の情熱的な部分は満たされていない」と彼女は私に話した。

「というのは、どういうことですか?」
「夫が内向的な人だってことは知っていたんです。そして、私があんまり彼の心に近づくのを嫌っているのも知っているので、まあ、そういう人だと思って、できるだけ受け容れるようにしてきたんですけど。でも、彼、何かを感じているなと思う時に、まるで石みたいに無感情な表情になっちゃうんです。そんな人と一緒にいるのが時々たまらなくなるんです。そんなふうに私を遠ざけて欲しくないのですよ」

出典:結婚相談所 選び方